kintone用のプラグイン「レコード一覧画面集計プラグイン」を開発・リリースしました!

※現在の最新バージョンは1.1で、新機能が多々追加されています。

レコード一覧画面集計プラグイン画像

日頃、多くのクライアント様から「Kintone内でデータの集計が完結するようにしたい」というご相談を頂戴します。

集計関連のプラグインは有料・無料問わず、割とたくさん公開されています。しかし、どうにもそれらのプラグインがクライアント様のニーズに合わないことがほとんどで、かなりの工数をかけてJavaScriptでカスタマイズすることになります。こうなると、クライアント様の負担額も少なくなく、開発もなかなか大変だったりします。

ということもあり、この度、数々のご要望の最大公約数的な集計プラグインを開発いたしました。
※Kintoneユーザー待望の、痒いところに手が届きまくったプラグインです!

先に工夫した主な点を列挙いたします。

・ほぼ全てのフィールド形式に対し集計可能(数値、計算フィールド以外も可能)
・サブテーブル内フィールドにも対応

・様々な計算(合計、平均、最大、最小、標準偏差、中央値、最頻値、件数、合計比率、増加率、件数比率)に対応
・レコード一覧画面ごとに異なるテーブル集計の設定が可能なため、多角的なデータ解析が可能。
・最大3階層まで「分類」の設定が可能。分類に指定したフィールドの値ごとに集計が自動で分かれるため、例えば「商品ごと」「カテゴリごと」の集計が可能。
・前年、前月、前期間との比較がチェックON/OFFのみで可能
・日次、週次、月次、四半期、半期、年次での即時切り替えが可能(デフォルト表示も任意で選択可能)
・週の開始(月曜or日曜)、年度の開始月、月の開始日を任意で変更可能

・年度の開始月、月の開始日に応じて自動集計(例えば、年度開始月が4、月の開始日が15の場合、15日~翌月14日がひと月として扱われ、4/15~翌年4/14が一年度として扱われます)
・日付フォーマット選択可能(YYYY-MM-DD or YYYY年M月D日)
・小数の扱い変更可能(四捨五入、切り上げ、切り捨て、何桁表示にするか)

・集計設定のコピー、初期化、ダウンロード、インポートが可能(別アプリへの移行も簡単)
・任意の期間(画面表示の期間に依存せずに)でCSVエクスポート可能
・レコード一覧画面の絞り込み条件の適用可能(CSVエクスポートにも反映)
・テーブル内のヘッダーや見出しはテーブル内スクロール時も固定で、行や列はUI/UXを重視した見やすさ重視のシンプルデザイン

・モバイルにも対応

PC、スマホ、タブレット、いずれのデバイスにも対応しており、現状において、多くのKintoneユーザーのデータ集計ニーズを満たしていると思われます。

とはいえ、Kintone内での集計や解析には限界はありますし(処理速度と表示速度に依存するUX、APIリクエスト数の制限など)、どうしてもトリッキーでイレギュラーな解析をされたくなることは避けられないとも思います。なので、そんな時は快適にCSVエクスポートして外部ツールに取り込んでいただければと思います(例えば過去5年分の日次データを一括でCSVエクスポートすることも可能)。

開発はなかなか大変でしたが、今回もKintoneプラグインでよくあるサブスク月額タイプや、買い切り数十万円といった高額商品にはしたくありませんでした。かなり悩みましたが、一旦、買い切りの定価は5,5000円(税込)としました(あまりに元が取れなさそうな場合には価格を改定させていただきます)。

私自身がシステム周りで色々悩み試行錯誤してきた経緯があるため、できるだけ多くの方に、必要以上のコストをかけずに効率的にシステムを運用していっていただければと考えております。


オンラインストアボタン1

表示画面

プラグイン設定画面

一覧表示_設定画面_01
一覧表示_設定画面_02

■デフォルト値の設定画面は可能な限りシンプルで直感的にわかりやすいデザインになるように心がけています。

一覧表示_設定画面_03
一覧表示_設定画面_04

■レコード一覧画面のテーブル内の見出しを任意で設定できますが、空白の場合も、自動で対象フィールド名+集計方法が表示されるようになっています(例:売上 [合計])。また、テーブルの表示順はドラッグ&ドロップで簡単に変更できます。

レコード一覧画面

一覧表示_一覧表示画面_01

■集計テーブルは必要最小限の大きさで、全体を把握しやすいデザインになっています。テーブルの縦幅・横幅が表示画面以上になる際には自動でスクロール可能になります(ヘッダー、見出しは常時固定)。また、当日~当年に該当する列は自動で色付けされます。

一覧表示_一覧表示画面_02

■期間範囲は即時変更可能で、対象アプリデータ全体の変動や進捗を漏れなくトラッキングできます。

一覧表示_一覧表示画面_03

■「分類」フィールドを指定すると、指定したフィールドの値ごとの集計を表示することが可能になります。

一覧表示_一覧表示画面_04

■フィルターでの絞り込みも適用されるので、特定条件下での集計も問題ありません。

一覧表示_一覧表示画面_05

■外部アプリで活用される場合には、任意の期間範囲での一括CSVエクスポートが可能です。

バージョン履歴

ver 1.1
・レコード一覧画面ごとに個別のテーブル集計を設定できるようになりました。
・任意で分類(最大3階層)を設定し、分類ごとの集計結果を表示できるようになりました。
・「対比表示」に対応し、自動で前年・前月・前期間等のデータと比較することができるようになりました。
・「日次」と「月次」で「合計」列が表示されるようになりました(CSVエクスポートは対象外)。
・「月次」で四半期、半期毎の小計列(Q1、Q2、Q3、Q4、H1、H2)を任意で表示できるようになりました(CSVエクスポートは対象外)。


オンラインストアボタン2